社会保険労務士三田会
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活動報告

2026.03.07 第15回研修会に参加して

2026.03.07

活動報告 研修会

2026年3月7日(土)、三田キャンパス北館3階会議室にて第15回社会保険労務士三田会研修会が開催されました。
今回は慶應義塾大学環境情報学部教授の中澤仁先生に、「AIとIoTによる会社のウェルビーイング―地域DXの観点から―」をテーマにご講演いただきました。

講演ではまず、「地域ウェルビーイング」という概念について、地域社会における幸福度をどのように捉えるかという視点から解説がありました。単に所得などの物質的な豊かさだけではなく、健康、働きがい、人とのつながりなどを含めた総合的な幸福度を高めることが重要であり、その実現においてAIやIoTなどのデジタル技術が重要な役割を果たす可能性についてお話しいただきました。

具体例として、藤沢市や鎌倉市などで導入されている、清掃車両に画像AIを搭載して家庭ごみの排出量を細かく計測する取り組み(ボトムアップアプローチ)や、マンホールに水位センサーを設置して内水氾濫リスクをリアルタイムで監視する取り組み(トップダウンアプローチ)などが紹介されました。これらの取り組みは、細かなデータを収集・分析し、人々に分かりやすく提示することで行動変容を促すという点に特徴があり、データの活用によって社会課題の解決につながる可能性を強く感じる内容でした。

次に、地域社会の考え方を会社に置き換えて、今回の講演タイトルにもなっている「会社のウェルビーイング」について解説がありました。従業員の健康状態や働き方を可視化し、組織全体の生産性向上につなげる取り組みが紹介されました。社労士として企業の労務管理や健康経営に関わる立場からも、今後の実務において大変示唆に富む内容であったと感じました。

当日は会場参加38名、オンライン6名の合計44名が参加し、質疑応答では非常に活発な意見交換が行われました。研修会後には懇親会も開催され38名が参加しました。講師の中澤先生にもご出席いただき、和やかな雰囲気の中で交流を深めることができました。

最後に、本研修会を企画・運営してくださった年次研修会担当の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。

(1991商学部卒 渡邉英一)


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