記念すべき第1回地域会(北陸)に行ってまいりました。石川県三田会の会員でもある中宮さんのおかげで、独立自尊・先導者を体現している魅力的な方々との出会いがございました。
◆北國フィナンシャルグループ 代表取締役社長 杖村 修司様
10月4日(金)、12時前に金沢駅にて長谷川会長・駒井(東京駅)、額賀副会長(名古屋駅)、役員の中宮さんと合流いたしました。昼食を食べながら全行程の軽いミーティング後、金沢駅駅前の北國銀行本店へ向かいました。
石川県三田会の会長でいらっしゃる北國フィナンシャルグループ 代表取締役社長、北國銀行頭取の杖村様にお時間を頂戴し、意見交換をいたしました。付加価値の創造と地域経済の活性化、M&A、経営コンサル、人的資本経営等、昨今の時流・変化に信念をもって先導をきって変革されている様子に大変刺激を受けました。
現在の日本において避けて通れない賃金水準の上昇に関しても、教育とガバナンスを通じた「生産性アップ」により、必ず実現可能、という心強いお言葉がありました。
◆株式会社福光屋 代表取締役社長 福光松太郎様
次に、中宮さんの運転で、同じく石川県三田会の会員で、金沢市内で酒蔵を経営していらっしゃる福光屋様を訪問いたしました。
社長である福光様自ら、百年水の存在や酒米へのこだわり、400年に渡る伝統技術と職人魂、酒造りの季節による独自の労働サイクルなど、
さまざまな工夫と研究の繰り返しによって事業が継続し続けていることを感じました。
また、実際に工場をご案内いただき、
お酒ができるまでの発酵の移り変わりを堪能させていただきました。
女人禁制であった酒蔵ですが、今では福光屋様は男女比率で60&以上が女性であり、新卒入社でお酒造りに携わることもあるとのことです。時代の変化に合わせた仕事の在り方についても多くの示唆をいただくもので、今後の業務に大いに活かしていきたいと思いました。
そういった意味でも非常に意義深い時間になりました。
◆石川県社会保険労務士会 会長 村上 正雄様
夜は、中宮さんが石川県社会保険労務士会の常任理事(研修)であり、会長の村上様にお時間いただける、とのことで、金沢の繁華街である片町にて懇親会が開催されました。石川県三田会の社会保険労務士である山﨑様(北國銀行)、小倉様(弁護士)、高垣様、石井様もご参加いただきました。石川県社会保険労務士会の会員の方々の被災状況や労務トラブルを未然に防ぐ社会保険労務士の役割といった意見交換を行いました。陽気なお人柄の村上会長、石川県内の塾員社会保険労務士の皆さんとのひとときは、時間を忘れるほどの楽しい時間でした。(日本酒は、加賀鳶や手取川をいただきました)
◆七尾自動車学校 代表取締役社長 森山 明能様
翌日の10月5日(土)は、12時前に再集合し、中宮さんの運転で、能登半島の麓である七尾市に出発しました。道路は液状化現象で波打っており、七尾市内の家屋は、全壊・半壊のまま、取り残されているものもありました。
七尾自動車学校では、免許取得のための宿泊施設があり、近隣自治体と防災協定を締結しておりました。1月1日の震災時には、すぐに宿泊施設TADAIMA(ただいま)を自主避難所として稼働、被災者を受け入れ、炊き出しも実施されたそうです。
森山会長から能登地震の被災から、現在、宿泊施設TADAIMA(ただいま)の横での新築工事では、地盤に対する有機土木をご紹介いただきました。コンクリート基礎のみではなく、有機土木により地下水を溜め込まず、周辺の土砂崩れや土石流を防ぐ取組みです。
地元の方々への愛情とこだわり、時間、空間、仲間の3間プロジェクト、
「ただいま」のつながりが、とても心の暖かい使命感をもった取り組みと感じました。
社長の森山様は、今年10月20日(日)の連合三田会で講演を行います。会員の皆様、ぜひ、森山様の応援に連合三田会(日吉)へいらして、社会保険労務士三田会のブース(並木通り)にもお立ち寄りください。
記:駒井 雅子(会員交流担当 副会長)